大人一日の摂取目安量は?
○飲む量の目安
「薬」として扱われている場合や、
「健康食品」でも用量が定められているものを除けば、
特に目安量や摂取量といったものは決められていません。
「健康食品」は、つまりは「食品」と同じ位置づけなので、
好きな時に好きな分だけ摂取することが可能なのです。
しかしながら、目安として、
日本健康・栄養食品協会では「500~3000mg/一日」と定めています。
範囲が広いので少々参考にしにくいかもしれません。
ちなみに、ローヤルゼリーは大きく3種類に分けることが可能です。
(1)「生ローヤルゼリー」
・・・加工しないそのままのローヤルゼリー。
(2)「乾燥ローヤルゼリー」
・・・生のローヤルゼリーを凍結乾燥して水分の90%を除去したもの。
(3)「調整ローヤルゼリー」
・・・「乾燥ロイヤルゼリー」にでんぷんなどを添加して調整し、飲みやすい錠剤等にしたもの。
サプリメント等には「乾燥ローヤルゼリー」が使用されていますが、
目安量はあくまでも「生ローヤルゼリー」であった場合としています。
もともとどれくらいの量であったのかを知ることによって、より確かな配合量を知ることができるからです。
市販されている製品の含有量をチェックする際にも、「生の状態での含有量」であるかが重要になってきます。
では、これを踏まえて、
市販されている製品にも注目してみましょう。
「酵素分解ローヤルゼリーキング(山田養蜂場)」には、
1粒当たり800mgのローヤルゼリーが含まれています。
一日3粒が目安とのことですので、一日のローヤルゼリー摂取量は800mg×3粒=2400mgということになります。
また、「40歳からのローヤルゼリー(MFC)」には、
1粒当たり450mgのローヤルゼリーが含まれています。
こちらは一日4粒が目安とのことですので、摂取量は450mg×4粒=1800mgとなります。
製品によって含有量に多少の差はありますが、どちらも目安量の範囲内です。
飲み続ければ十分効果があると言えるでしょう。
あくまでひとつの目安ですが、用量が記載されていない製品も、
上記の製品の一日当たりの摂取量を参考にして、適量を飲むように心がけましょう。
子どもに飲ませる場合は、大人の目安量の半分か三分の一の量にすることをオススメします。
○過剰摂取の危険性
ローヤルゼリーを「健康食品」として摂取する場合には、
特に定められた摂取量が無ければ、好きな時間に好きなだけ摂取することが可能です。
しかし、好きなだけ摂取していいといっても、
過剰に摂取することはあまりお勧めできません。
ローヤルゼリーは飲めば飲むほど良い効果が得られるというものではありません。
すぐに効果が表れるというものでもなく、じわりじわりと徐々に優しく効くものですので、
その人に合った適量を継続して飲み続けることが大切です。
早く効き目が欲しいからといって多めに摂取しても、
過剰に摂取した分は、吸収されることなくそのまま尿や便になり体の外に排出されてしまいます。
吸収できる量にも限度があるのです。
飲みすぎても問題ない場合がほとんどですが、
稀に吐き気や下痢、腹痛等の症状が出る場合もあるようです。
過剰に摂取することは逆に健康を害することにもなり兼ねないのです。
また、普通の量だと思って飲んでも、アトピー等のアレルギーを持っている方は過剰反応を起こす危険性があります。
蕁麻疹が出たり、胃の調子が悪くなったり、何か不快感を感じた場合はすぐに飲むのをやめましょう。
どうしても体質的に合わない場合もありますので、そういった場合には無理して続けることはおすすめしません。
決して無理はせず、
その人にあった適量を長く続けて飲むことが重要になってくるのです。