ローヤルゼリーの基礎知識
「ローヤルゼリー」という言葉は知っているし、
なんとなく身体に良いということもわかるけど、
「どんな味なのか?」「何からできているのか?」等、
詳しいことについてはよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんなローヤルゼリー初心者の方の為に、
ここではわかりやすくローヤルゼリーについて説明していきたいと思います。
●【基礎知識1】ローヤルゼリーは何からできているのか?
ローヤルゼリーの原料は「花の蜜」と「花粉」です。
ミツバチといえば「はちみつ」ということで、
花の蜜を集めている印象が強いとは思いますが、
その際にいっしょに「花粉」も集めているのです。
花粉と花の蜜を混ぜ、
団子状にした「花粉団子」は花の蜜といっしょに巣へと運ばれます。
巣へと運ばれた花粉団子は、巣の中の別の働き蜂の手に渡り、
腐らないようにさらに蜜を加えて保存されます。
その後、生後10日前後の若いミツバチによって咀嚼され、
体内で消化・吸収された後、下咽頭腺という部分から別の物質として分泌されます。
その分泌された白いとろっとした物質が「ローヤルゼリー」です。
●【基礎知識2】ローヤルゼリーの味は?
次にローヤルゼリーの味についてです。
一口に「ローヤルゼリー」と言っても、
見た目や扱いやすさの違う、大きく分けて3種類の製品があります。
3種類については以下のように分類できます。
(1)何も手を加えていないそのままの「生ローヤルゼリー」
(2)生ローヤルゼリーを乾燥させ、保存しやすくした「乾燥ローヤルゼリー」
(3)乾燥ローヤルゼリーに他の添加物を混ぜ、さらに扱いやすくした「調整ローヤルゼリー」
ローヤルゼリーと聞くと、
はちみつと同じようなものを想像して甘いものだと
勘違いしている人も少なくないと思いますが、
実際ははちみつのように甘くはなく、
口に入れるとピリッとした強い酸味が広がることから苦手に感じる人も少なくないようです。
生のものが一番酸味が強く、加工していくにつれて独特の酸味は軽減していきます。
調整ローヤルゼリーに至っては無味無臭だと言ってもよいでしょう。
それならば、無理して生のものを食べずに、
加工したものを摂取すれば良いのではないかと思うかもしれませんが、
残念ながら加工していくにつれ、栄養成分は減少していってしまうのです。
栄養については生ローヤルゼリーが最も高く、
次いで乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーという順になります。
味をとるのか、栄養の豊富さをとるのか。
その他にも、価格についても違いがあるので、それぞれを考慮して、
自分にあった製品を選ぶ必要があるでしょう。