ローヤルゼリーの味は?
○ローヤルゼリーの味
ローヤルゼリーは、
はちみつのように甘いものだと考えている人も多いようですが、
それは大きな勘違いです。
生のローヤルゼリーを舐めてみるとわかりますが、
ピリピリとした舌が痺れるような感覚と、
発酵したような独特の酸味を味わうことができます。
ローヤルゼリーには、
はちみつのような甘味は全くないと言えるのです。
また、ローヤルゼリーの製品は、
「生ローヤルゼリー」「乾燥ローヤルゼリー」「調整ローヤルゼリー」の
3種類に分けることができ、その種類によっても、味に違いが出てきます。
ローヤルゼリーは長い間続けて摂取するものですから、
その味も製品を選ぶ際のとても重要なポイントになってきます。
それぞれの味と特徴についてチェックしながら、
自分に合ったローヤルゼリー製品を見極めていきましょう。
○生ローヤルゼリーの味
何も加工していない生の状態のものを「生ローヤルゼリー」と呼びます。
王台に詰められていたローヤルゼリーをそのまま製品にしたものですから
本来の成分を余すことなく摂取できます。
しかしながら、先ほども述べたように、
生のローヤルゼリーには独特の酸味があり、
そのため、苦手に感じる人も少なくありません。
この独特な酸味の原因は、
ローヤルゼリーの特有成分である「デセン酸(10ヒドロキシデセン酸)」で、
「デセン酸」が多ければ多いほど酸味も強くなると言われています。
また、「デセン酸」はローヤルゼリーの品質基準にもなる成分で、
「デセン酸」の含有量が多ければ多いほど新鮮で高品質だとも言われています。
つまり、酸っぱければ酸っぱいほど、
そのローヤルゼリーは新鮮で高品質な証拠にもなるのです。
しかしながら、いくら高品質でも、
摂取できなければ全く意味がありません。
生ローヤルゼリーはスプーン一杯程度(約3g~6g)を舌の下に入れて、
ゆっくりと味わうように体に吸収させることが推奨されています。
苦手な人にとっては拷問にもなり兼ねません。
どうしても味が気になる方は、
ヨーグルトやはちみつをプラスして、
独特な風味を緩和させたり、
ジュースや牛乳に混ぜて、
酸味を和らげ、飲みやすくすることをオススメします。
食べ物や飲み物の組み合わせによっては
体調を崩してしまう場合もありますので、
確認等を怠らず、注意して摂取するようにしましょう。
また、加熱すると有効成分が失われてしまう恐れがありますので、
ホットドリンクなどの温かいものに混ぜることは控えましょう。
○乾燥ローヤルゼリーの味
生ローヤルゼリーから水分の90%を除去し、
粉末状にしたものを「乾燥ローヤルゼリー」と呼びます。
乾燥させたことで、
栄養素の幾つかは失われてしまいましたが、
水分が失われたことにより凝縮され、
少しの量で多くの栄養を摂取することが可能になりました。
生ローヤルゼリー独特の酸味は軽減され、
飲みやすくなっていることもポイントです。
そのままの状態でも摂取することは可能ですが、
粉末状で若干飲みづらいということもあり、
飲み物や食べ物に混ぜて摂取することも推奨されています。
生ローヤルゼリーと違い、
クセのある味を軽減するために混ぜるのではなく、
飲み込みやすくするために混ぜるのです。
冷たいドリンクや、アイスやヨーグルトなどに混ぜることで、
美味しく摂取することができます。
製品によっても差は出てきますが、
一日あたりティースプーン1/2程度(約500mg~1000mg)が目安のため、
比較的手軽にローヤルゼリーを摂取できることもポイントです。
○調整ローヤルゼリーの味
乾燥ローヤルゼリーに添加物を加え、
カプセルや錠剤に加工したものを「調整ローヤルゼリー」といいます。
加工、調整したことで、
ローヤルゼリー本来の栄養素はさらに失われてしまいましたが、
カプセルや錠剤にしたことで、味を感じる暇もなく飲み込めてしまいます。
「コエンザイムQ10」や「亜鉛」など、
体に嬉しい成分が添加物として加えられている場合も多く、
メーカーや製品によっても含有成分に違いが出てくるため
自分にとって必要な栄養素がプラスされた製品を選ぶことによって、
ローヤルゼリー成分の不足は気にならなくなることが考えられます。
どうしてもローヤルゼリー成分が豊富に入っているものを選びたい場合は、
製品に記載されている「生ローヤルゼリー換算値」をチェックすることをオススメします。
「生ローヤルゼリー換算値」とは、
含有されているローヤルゼリーを生の状態で換算し、
一体何グラム入っていることになるのかを示した数値のことです。
この表記を確認することによって、
製品の栄養価を測る目安にすることができます。
また、飲みやすさの点においては、
調整ローヤルゼリーはカプセルや錠剤に加工されているため、
何かに混ぜて飲むような手間をかける必要もなく、
もっとも手軽に摂取できるローヤルゼリーだと言えるでしょう。