ローヤルゼリーといっしょに摂取してはいけないものは?
●飲み合わせと相互作用
複数の薬を同時に摂取することによって、効き目が強くなりすぎたり、逆に弱まってしまったりすることを「相互作用」といいます。
ローヤルゼリーを摂取する場合にも、「飲み合わせ」については十分な注意が必要です。
ローヤルゼリーだけを摂取する分には問題がなくても、他の食品や薬等といっしょに摂取してしまうことによって、せっかくの豊富な栄養素を十分に吸収できなくなる場合があります。
相互作用は事前に知っておくことによって、簡単に防ぐことができます。正しい知識を身につけて、相互作用を起こさぬように注意しましょう。
◎その1:カフェインを多く含んだ飲み物
ローヤルゼリーと同時に摂取してはいけないものの一つ目は、
お茶やコーヒー等の「カフェインを多く含んだ飲み物」です。
カフェインには、鉄分の吸収を阻害する性質があります。
特に、お茶には「カフェイン」の他にもう一つ、同じように鉄分の吸収を妨げる作用を持つ「タンニン」という成分も含まれていますので、「ノンカフェイン」と銘打った製品でも注意が必要です。
ローヤルゼリーには抗貧血作用がありますし、貧血改善の為に摂取している人も多いでしょう。
鉄分の吸収率が悪くなってしまっては、元も子もありません。
錠剤タイプのローヤルゼリー製品の多くは、水かぬるま湯で飲むことをおすすめされていますので、そちらに従うようにしましょう。
また、時間が経つことによって、鉄分は身体に吸収され、カフェインやタンニンの影響を受けなくなりますので、
どうしてもお茶やコーヒーを飲みたい場合は、ローヤルゼリーを摂取してから30分以上経ってからにしましょう。
◎その2:タバコ
ローヤルゼリーと同時に摂取してはいけないものの二つ目は「タバコ」です。
タバコは百害あって一利なしと言いますが、まさにその通りです。
タバコが持つ有害性により、ローヤルゼリーが持つ豊富な栄養素や効能が打ち消されてしまうのです。
例えば、ローヤルゼリーには、「アセチルコリン」という成分が含まれており、自律神経の中枢である間脳に直接作用し、自律神経のバランスを調整する働きがありますが、
タバコに含まれている「ニコチン」には、自律神経のうち交感神経を刺激し、興奮を促す作用があり、せっかくのアセチルコリンの働きを妨害してしまいます。
また、タバコには発がん性物質が60種類も含まれていることがわかっています。
抗がん作用を期待してローヤルゼリーを摂取するのであれば、そもそもの原因であるタバコは控え目にすべきです。
タバコは吸わないに越したことはありません。
健康を気にしてローヤルゼリーを摂取するのであれば、
この機会に禁煙してみてはいかがでしょうか。
●新しく薬を一緒に摂取する際にはお医者さんに確認しましょう!
ローヤルゼリーは漢方と同様に自然の恵みから生成された食品ですので、
基本的には他の薬と飲んでも差し支えはありません。
しかしながら、新薬の場合は、
「どのように影響し合うのか」
「どのようなものと飲み合わせると問題なのか」等、
まだまだ解明されていない場合もありますので注意が必要です。
新しく薬を摂取する際には念のためかかりつけ医に相談しましょう。