○若返りホルモン「類パロチン」
○若返りホルモン「類パロチン」
ローヤルゼリーには、タンパク質、ビタミン、アミノ酸、ミネラルなど、
約40種類の栄養素がバランスよく含まれています。
ローヤルゼリーに含まれる豊富な栄養成分には、
ローヤルゼリーにしか含まれていない特有成分が幾つかあります。
その中でも若返り効果があることで注目を集めているのが
「類パロチン」です。
人間の体で生成される「パロチン」という物質に働きが似ていることから
「類パロチン」と名付けられました。
ここでは「類パロチン」とその働きについてご説明します。
○「類パロチン」の働き
「パロチン」とは、
人間の唾液腺から分泌されるホルモンのことです。
筋肉や内臓、骨、歯などの発育を促進する働きがあることから「成長ホルモン」と呼ばれ、
常に細胞を若々しく保つ働きがあることから「若返りホルモン」とも呼ばれています。
「パロチン」は、年齢と共に減少していくホルモンです。
若ければ若いほど盛んに分泌され、
25歳あたりから徐々に減少してしまいます。
産まれたばかりの赤ちゃんや、
幼い子どもがよだれを垂らしてしまうのも
「パロチン」が盛んに分泌されているためです。
「パロチン」が豊富に分泌されることによって、
代謝が活発になり、新しい細胞の生成が行われ、
体の成長を促進します。
「パロチン」は子どもの発育においても
なくてはならない存在なのです。
逆に、「パロチン」の量が減少すると、
新しい細胞の生成活動が鈍くなり、老化が進行します。
25歳を過ぎた頃からが「お肌の曲がり角」と言われているのも、
「パロチン」が少なくなったことが関係していると考えられます。
「パロチン」の生成量は減ることはあっても、
増えることはありません。
よく噛んで食べることによって、
「パロチン」の分泌量は少しは上がりますが、
根本的な解決には至りません。
「パロチン」の減少を抑えるためには
外部から取り込む以外に方法はないのです。
「類パロチン」は、
「パロチン」とそっくりな物質ですから、
「類パロチン」が含まれているローヤルゼリーを摂取することによって、
減少した「パロチン」の働きを補い、若々しさを保つ効果が期待できるのです。
○類パロチンが効く場所
体の表面を覆う「表皮」と、胃や小腸、大腸の「中空器官」の
内面を覆う「上皮」との隙間を埋める組織のことを「中胚葉性組織」といい、
「中胚葉性組織」から「泌尿器」「生殖器」の上皮を除いたものを
「間葉系組織」といいます。
具体例をあげると、
筋肉、骨、歯、脂肪、血液、皮膚、結合組織等が「間葉系組織」に当たります。
その他の神経系や、上皮組織等は「胚葉系組織」に分類されます。
「類パロチン」の若返り作用は、
主に「間葉系組織」に働きかけると言われており、
「胚葉系組織」への効果はあまり期待できません。
少々難しい説明になってしまいましたが、
つまるところ「類パロチン」は万能ではないということです。
しかしながら、
同じくローヤルゼリーに含まれる
「アセチルコリン」の働きに期待することができます。
「アセチルコリン」には、
自律神経を整える作用があることで有名ですが、
その他にも、
間脳にある視床下部を刺激することによって、
視床下部自体を若返らせたり、
性中枢を刺激することによって、
ホルモンの分泌を促したりする作用もあると考えられています。
「アセチルコリン」と協力することによって、神経系や上皮組織など、
「類パロチン」だけではカバーしきれなかった部分の老化についても防ぐことができるのです。
「類パロチン」と「アセチルコリン」のおかげで、
さまざまな角度からの老化対策効果が期待できると言えるでしょう。
○唾液腺と下咽頭腺
「パロチン」と「類パロチン」が似ているのは、
働きだけではありません。
その他にも似通った部分が幾つかあるのです。
「パロチン」が、人間の唾液腺から分泌されるということは
既にお伝えした通りです。
それに対して、「類パロチン」は
人間の唾液腺に相当する「下咽頭腺」から分泌されます。
さらに、
若ければ若いほど盛んに分泌されるという「パロチン」に対し、
「類パロチン」は、
生後10日前後の若い働き蜂が分泌するローヤルゼリーに
含有されているわけですから、
ここにも近いものを感じずにはいられません。
人間の唾液腺から分泌されるホルモンが、
なぜミツバチが生成するローヤルゼリーに含まれているのか
疑問に感じる人もいるでしょう。
しかしながら、
これほどまでに共通する部分があるのであれば、
それほど不思議なことではないのかもしれません。