リウマチとローヤルゼリー
1. 関節リウマチとは?
関節リウマチとは、免疫の異常によって関節の腫れや激しい痛みを引き起こす病気のことです。症状が進むことで関節が変形してしまう危険性もあります。
また、発熱が続いたり、疲れやすくなったり、食欲がなくなったり等のその他の身体症状が生じる場合もあります。
- 関節リウマチの主な症状
- 目の乾き、充血
- 視力の低下
- 口の乾き
- 口内炎
- 貧血
- 息切れ
- 発熱
- 疲労感、だるさ
- 食欲不振
- 体重の減少
昔は寝たきりになる病だとされていましたが、現在では医学が進歩したことにより、早期から医師の適切な治療を受けることによって、病気の進行を食い止めることも難しいことではなくなっています。
1-1. 発症する年代
関節リウマチの国内での患者数は約70万人以上だといわれています。
女性がかかりやすく、その発症率は男性の約3〜4倍だともいわれています。高齢者の病気だと思われがちですが、どの年代の人にも発症する可能性があります。20代の若さで発症するケースも決して少なくありません。
60歳以上の高齢者が発症する場合は「高齢発症関節リウマチ」、15歳未満で発症する場合は「若年性突発性関節炎」と呼ばれます。
高齢発症関節リウマチの場合は、男女の発症率にほとんど差はありません。
1-2. 関節リウマチと免疫
免疫とは細菌やウイルスから体を守るシステムのことです。
通常であれば、体に有害な物質にのみ攻撃を行う免疫システムですが、何らかの原因によってシステムに異常が生じることで自分自身の細胞への攻撃をはじめてしまいます。それにより、関節の痛みや腫れを生じてしまうのです。
2. 関節リウマチの原因
関節リウマチの原因は未だに解明されていませんが、現在、主に原因だとされている事柄が以下の通りです。
- 細菌やウイルスへの感染
- 過労
- ストレス
- 喫煙
原因は解明されていないため、関係があるのかはっきりとはしませんが、出産やケガ等をきっかけに関節リウマチを発症したケースもあるようです。
3. ローヤルゼリーの関節リウマチへの効果
ローヤルゼリーは薬ではなく、あくまでも健康食品であるため関節リウマチを完全に治すことは不可能ですが、諸症状を改善する効果は期待できます。
ローヤルゼリーに含まれる「アセチルコリン」という成分には、自律神経の活動バランスを整え、体の働きを正常に保つ作用があります。
3-1. 自律神経
自律神経とは、心臓、胃や腸、肺、肝臓、腎臓等の活動を調整する神経のことです。24時間年中無休で働き続け、私たちの健康維持に尽力します。
主に活動時や興奮時に働く「交感神経」と、主に睡眠時やリラックス時に働く「副交感神経」の2つの神経からなり、二つの神経が交互に働くことで体の活動を正常に保っています。
ストレス等の原因により、自律神経の活動バランスが崩れてしまうと、通常であれば副交感神経が働くリラックスすべき場面でも交感神経が働き、十分な休息がとれなくなってしまいます。
アセチルコリンには副交感神経の働きを高めることで、体をリラックスした状態に導き、自律神経バランスを整える作用があります。その働きにより、以下の2つの効果が期待できます。
- 関節リウマチの原因の一つだと考えられているストレスを和らげる効果
- 関節リウマチの症状が引き起こされる要因である免疫システム異常を整える効果
関節リウマチへのローヤルゼリーの働きに関する研究は200例以上行われています。関節リウマチの諸症状への有効性も幾つか確かに実証されていますが、まだまだ研究段階であり、これからの研究に期待するほかありません。
ですが、ローヤルゼリーには三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質の他、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、特有成分等、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。摂取を続けることで体のためになることは間違いありません。
きちんと医師の診断を受け、相談の上で、ローヤルゼリーの摂取を行うことによって、健康生活がより良いものになるのは確実です
4. 関節リウマチと更年期障害のサポートにローヤルゼリーを
リウマチが発症しやすいとされる40歳以降の女性の場合、その年代で同時に発症しやすいのが「更年期障害」です。
更年期障害は加齢によってホルモンの生成バランスが乱れることによって発症します。ローヤルゼリーにはホルモン様作用を持った特有成分や、美容面をサポートする栄養素も含まれています。摂取することによって、関節リウマチの諸症状だけではなく、更年期障害の諸症状の改善も期待できるでしょう。
まだまだローヤルゼリーの関節リウマチへの効果は未解明な部分も多いのが現状ですが、関節リウマチと上手に付き合うための一つの手段として検討するのも悪いことではなさそうです。