ストレスとローヤルゼリー
目次
1. ストレスとは?
ストレスとは、外部からの刺激によって心身に負荷がかかり、歪みが生じた状態を指します。
ストレス状態が続くとイライラや片頭痛、胃の不快感等さまざまな不調が現れ始め、悪化することで、うつ病やパニック障害等、あらゆる精神疾患の原因となります。
ローヤルゼリーには抗ストレス作用があります。ストレスの諸症状を和らげたり、ストレスに強い体を作る効果が期待できるのです。
ここでは、ストレスとローヤルゼリーの抗ストレス作用について詳しくご紹介します。
2. ストレスが原因となって引き起こされる身体の不調
ストレスは身体に起こるさまざまな不調の原因となります。
ストレスが原因で引き起こされる主な症状は以下の通りです。
- 高血圧
- 冷え症
- 肌荒れ/ニキビ
- 片頭痛
- 抜け毛
- 不眠
- イライラ/不安感
- 胃の不快症状(胃もたれ/胃痛/胸焼け等)
- 便秘/下痢
- 疲労感
- のぼせ/ほてり
- 汗の量が増える
- 耳鳴り/めまい
- 手足の痺れ
- 身体のコリ(腰痛/肩こり等)
2-1. 不定愁訴
ストレスが原因で引き起こされる症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」とも呼ばれます。
「不定愁訴」とは、『原因となる病気が見つからない』『検査をしても数値上は異常がない』等、明確な原因が不明であるにも関わらず身体的な症状が続いている状態、もしくはその症状を指します。
症状を感じている患者自身はその症状によって苦しみ、悩まされているにも関わらず、病院では異常がないと診断され、周囲の理解を得ることができず、症状をさらに悪化させてしまう場合もあります。
不定愁訴は、ストレスだけではなく環境の変化や生活習慣の乱れ、偏った食生活等が原因となって発症する場合もあります。
原因となる条件は人によってさまざまであり、誰でも不定愁訴症状を発症する可能性があると考えられます。
3. ストレスによって身体に不調が生じる仕組み
ストレスは以下の2つの身体の働きと密接に関係しています。
- 「自律神経」という神経の働き
- 「ノルアドレナリン」や「コルチゾール」等のホルモン分泌
ストレスを感じることで自律神経の働きや、ホルモン分泌に影響を及ぼし、肌荒れや手足の冷え、不安感等のさまざまな不調を引き起こす原因となってしまいます。
ローヤルゼリーには自律神経やホルモン分泌を正常に導く作用があり、ストレスによる悪影響を最小限に抑える効果が期待できます。
3-1. 自律神経の働きとストレス
まずは、自律神経の働きと、ストレスによる自律神経への悪影響について詳しくみていきましょう。
3-1-1. 自律神経とは?
自律神経とは、身体の働きのおよそ90%をコントロールしている神経のことです。
身体の持ち主の意思とは関係なく働き、休むことなく身体を管理し続けます。
自律神経によってコントロールされている身体活動の例は以下の通りです。
- 造血
- 発汗
- 体温調節
- 心拍数/血圧の調整
- 食べ物の消化/吸収
- 瞳孔の大きさ調整
3-1-2. ストレスと自律神経
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類の神経からなり、二つの神経が交互にバランスよく働くことで身体の活動を正常に保っています。
- 交感神経
主に運動時やストレスを感じているとき等の活動時に働く神経 - 副交感神経
主に就寝時やリラックスしているとき等の休息時に働く神経
ストレス状態が続くと、本来であれば副交感神経が働くべき休息時にも交感神経が働き続け、神経の興奮状態が続き、十分に休むことができなくなってしまいます。
交感神経と副交感神経の活動バランスが乱れることで、自律神経がコントロールしている身体のあらゆる働きにも不具合が生じ、その結果、さまざまな不調へと繋がってしまうのです。
3-2. ホルモン分泌とストレス
次に、ストレスによるホルモン分泌への影響について詳しくみていきましょう。
3-2-1. ストレスを感じると分泌されるホルモンとその働き
ストレスを感じることで「ノルアドレナリン」「コルチゾール」等のホルモンが分泌されます。
どれもストレスに対処するために分泌されるホルモンであり、身体にとって悪い物質ではありませんが、長期のストレスにより過分泌が続くことで身体に悪影響を及ぼしてしまう場合があります。
ノルアドレナリン
心や身体にストレスを感じることで副腎髄質から放出されます。不安や怒り等の感情を引き出すことから「怒りのホルモン」とも呼ばれています。
ストレスに対抗するために集中力や判断力、やる気、積極性を向上させたり、血圧や心拍数を上昇させたりする働きがあります。
- 分泌量が多すぎると…
- 分泌が過剰になると、過度に攻撃的になったり、ヒステリーやパニックを引き起こしたり等、精神面に悪影響を及ぼします。
また、高血圧状態や心拍数の早い状態が続くことで、心筋梗塞や狭心症等の症状を引き起こすリスクも高まってしまいます。
- 分泌量が少なすぎると…
-
長い間ストレス状態に晒されることで、過分泌状態も続き、生産が追いつかなくなることで、ノルアドレナリンが足りなくなってしまう場合があります。
ノルアドレナリンが不足すると、無気力状態になったり、意欲や判断力の低下を招いたりしてしまいます。
ノルアドレナリン量は多すぎても、少なすぎても注意が必要です。分泌量が偏った状態が続くことでうつ病やパニック障害等の精神疾患に繋がってしまう場合があるのです。
精神に負荷がかかった状態が続いていて何らかの症状が出ている場合には、専門医を受診する等、早めの対策が必要です。
コルチゾール
心や身体にストレスを感じることで副腎皮質から放出されます。ストレスにより分泌されることから「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
ストレスに対抗するために「糖新生」を行い、血糖値を上昇させ、脳が活動するためのエネルギーを確保しようとする働きがあります。
また、コルチゾールには免疫を抑制する働きもあります。ナチュラルキラー細胞の働きを無効化し、免疫システムをダウンさせてしまうのです。そのため、コルチゾールが作用している間は免疫力が低下した状態も続き、感染症にかかりやすくなってしまいます。
- 糖新生とは?
糖(炭水化物)でない脂質やアミノ酸等の物質からエネルギーとなるブドウ糖を作ること。 - ナチュラルキラー細胞とは?
体内に侵入したウイルスを退治する働きを持った細胞のこと。
- 何故、免疫システムをダウンさせてしまうのか?
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何故、大事な免疫システムの働きを抑制してしまうのかは、ノルアドレナリンやコルチゾール等のホルモンが分泌される理由を知ることで解決します。
そもそもストレスを感じることでノルアドレナリンやコルチゾール等のホルモンが分泌されるのは、「身体が危機的状況に陥った!」と脳が判断したためです。
そのため、免疫で消耗するエネルギーを抑制し、危機的状態に陥った身体の活動エネルギーを少しでも確保しようとしてしまうのです。
糖新生を行うのも同様の理由のためです。危機に対処するためにホルモンは力を尽くして働いているのです。
- 分泌量が多すぎると…
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分泌が過剰になると、高血糖状態や血流が悪化した状態が続き、動脈硬化や糖尿病のリスクを高めてしまいます。
コルチゾールは脳や記憶にも関与する物質でもあるため、ストレス過多の状態が続くことで、記憶を司る脳の海馬を萎縮させる危険性もあるといわれています。
また、コルチゾールには男性ホルモンの分泌を促す作用もあります。
男性ホルモンが増加することで、肌の角質も増加し、皮脂の毛穴づまりを招き、ニキビのできやすい環境を整えることにも繋がってしまいます。 - 分泌量が少なすぎると…
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ノルアドレナリンと同様にコルチゾールも慢性的にストレスが続くことで分泌する器官である副腎が疲労し、分泌量が減少する場合があります。
副腎が疲労し、ストレスに対抗できなくなった状態を「副腎疲労」といいます。
正式な病名ではありませんが、副腎疲労になるとさまざまな不調が引き起こされることがわかっています。
コルチゾールが不足し、副腎疲労になると、スタミナが低下し、すぐに疲れてしまったり、「寝付きが悪い」「朝起きれない」等の睡眠障害を発症したり、アレルギー症状や喘息が悪化したり、怪我が治りにくくなったり等、さまざまな症状を引き起こします。 - アセチルコリン
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興奮した交感神経の働きを抑制し、副交感神経を優位に働かせることで、自律神経の活動バランスを正常に整える作用があります。
副交感神経を優位に働かせることで身体をリラックス状態に導く効果も期待できます。 - トリプトファン
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「セロトニン」の原料の一つであり、精神安定に深く関与している成分です。集中力や記憶力を高めたり、やる気をアップさせたりする作用もあります。
- セロトニンとは?
精神を安定させる働きを持つホルモンのこと。セロトニンが作用することで幸福を感じやすくなることから「幸福ホルモン」とも呼ばれる。 - γ-アミノ酪酸(GABA)
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副交感神経の働きを活性化させることで心身の緊張を和らげる作用があります。
また、リラックス時に脳内で発生するα波(アルファは)を増加させる働きもあり、脳の興奮を抑えることで、精神を安定させる効果も期待できます。 - パントテン酸(ビタミンB5)
- 「抗ストレスビタミン」とも呼ばれるビタミンであり、コルチゾール等(副腎皮質ホルモン)の原料となる成分です。生産に関わり、分泌を促すことでストレスに対抗する力を高める作用があります。
- ビタミンB6
- セロトニンや神経の興奮を抑えるγ-アミノ酪酸(GABA)等の合成を促すことで精神を安定した状態へと導き、ストレスを軽減する作用があります。
- チロシン
- ドーパミンやノルアドレナリン等のホルモンをつくる原料の一つであり、生産に関わり、分泌を促すことで、やる気や集中力を向上させ、無気力や無関心状態に陥るうつ症状を予防したり、ストレスへの抵抗力を高めたりする作用があります。
4. ローヤルゼリーの抗ストレス作用
ローヤルゼリーには、心や身体の緊張をほぐしたり、リラックスさせたり等の働きを持ち、心を健康な状態に導く栄養素が豊富に含まれています。
それらの栄養素が単独で働いたり、協力して作用したりすることによって、ストレスへの抵抗力を高め、ストレス症状を軽減する効果が期待できるのです。
ローヤルゼリーに含まれる抗ストレス作用を持った主な栄養素は以下の通りです。
4-1. ローヤルゼリーは即効薬ではない
ローヤルゼリーは市販薬のような即効性はないため、さまざまな有効成分がじわりじわりと浸透するようにゆっくりと効果を発揮します。
効果が出るまでは焦れったいと感じるかもしれませんが、摂取を続けることで、気がついたときにはストレスに強い身体を手に入れることができているはずです。
さまざまな栄養成分を含有したローヤルゼリーの効果を得るためには、少しの辛抱が必要なのです。
5. ローヤルゼリーを摂取してストレスに強い身体を手に入れよう
何がストレスの原因になるかは人それぞれであるため、ストレスを予防することは困難です。「ストレス社会」と呼ばれる現代では尚更のことかもしれません。
しかしながら、ストレスへの抵抗力を高めることで、ストレスによる悪影響を和らげ、症状を抑えたり、軽減することは可能です。
長期のストレスは身体にとって害でしかありませんし、一人で悩み続けることは、さらなるストレスの元にもなりかねません。
もちろん専門医の診察を受けることは重要ですが、処方された薬を飲んでも、ストレスに有効と言われる方法を色々試してみても、なかなか改善効果が出ない場合には、ローヤルゼリーを試してみるのも一つの手です。
一人でストレスと戦うことに疲れたら、ローヤルゼリーの力を借りてみませんか。ローヤルゼリーに含まれる栄養素はストレスに打ち勝つための心強いサポーターとなってくれるでしょう。